「庭と駐車場がほしい」「視線が気になるから目隠しをしたい」そんなお施主様のご要望から始まった今回の外構プラン。
一条工務店の住宅に調和するよう、美しさと暮らしやすさを両立したデザインを目指しました。素材の選定や動線の工夫、植栽のアクセントに至るまで、細部にまでこだわった施工例です。
2024年LIXILエクステリアコンテストでも受賞をいただいた、完成度の高い外構が仕上がりました。

カーポートSCと大判タイルで魅せるおしゃれな門まわり
お施主様のご希望だった駐車スペースには、LIXIL「カーポートSC」を採用。ブラックのフレームに木目調の屋根材が映える、デザイン性の高いカーポートです。
駐車場から玄関につながる門には、存在感のあるカーポートと調和するよう、名古屋モザイクの600角大判タイルを使った門塀を配置。
前後にずらして配置することで、奥行き感を演出しつつ、正面からの視線をしっかりと遮る設計としました。玄関までのスムーズな動線も確保しています。



門塀横には、板塀風の樹脂製フェンス「F&Fマイティウッド」を設置。さらに、リゾート風の植栽を多く取り入れたいという植物好きなお施主様のご要望に合わせて、シンボルツリーには大きなココスヤシを選定しました。外観だけでなく、リビングからの目隠し効果も高めています。


また、土間コンクリートを効果的に配置し、ドライガーデンの雰囲気を演出。雑草が生えにくく、メンテナンス性にも配慮した設計となっています。
アクセントとして門まわりに、ごろごろとした自然石を使った花壇スペースやプランターを設け、ソテツなどの存在感がある植栽をバランスよく配置するなど、素材と配置にこだわることで、住宅外観に美しく馴染むおしゃれな門まわりとなりました。
タイルテラスから楽しむプライベートドライガーデン
お施主様のもうひとつのこだわりであるお庭スペースは、大判タイル貼りの門塀と板塀調の目隠しフェンスでしっかりとプライバシーを確保。まわりの視線を気にせず、家族だけの時間を楽しめる設計になっています。
シンボルツリーのココスヤシの眺めをより楽しむために、室内と庭をつなぐようにタイルデッキを造作。その上には、カーポートSCと同シリーズの独立型テラス屋根を設置し、日差しの強い日や雨天時にも快適に使える空間に仕上げました。


さらに、植栽を照らすガーデンライトやテラス屋根に組み込んだ照明により、夜にはまた違った表情を楽しめるよう工夫。昼も夜も心地よい、くつろぎのプライベートガーデンが完成しています。
地面には人工芝を敷き詰め、リゾートガーデン風の明るく開放的な雰囲気を演出。同時に、ローメンテナンスで扱いやすく、お手入れの負担も軽減しています。




カーポートや目隠しフェンスといった金属や樹脂、タイルや土間コンクリートなどの建材に、人工芝・植栽・自然石などの自然素材を組み合わせ、素材の質感・色味・配置にこだわりました。
建物の外観と美しく調和した、おしゃれで機能的なドライガーデン風の外構プランの完成です。
「リゾート風のおしゃれな外まわりをつくりたい」「プライバシーを確保しながらお庭を楽しみたい」という方におすすめの新築外構施工例です。

